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名言No.21 ジョン・アダムズ

胸に刻む名言 ~Quotation~ 名言
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本日の名言

Liberty cannot be preserved without a general knowledge among the people, who have a right… and a desire to know; but besides this, they have a right, an indisputable, unalienable, indefeasible, divine right to that most dreaded and envied kind of knowledge, I mean of the characters and conduct of their rulers.

John Adams

日本語訳

自由は、人々の間に一般的な知識がなければ維持されえない。人々は知る権利と知りたいという願望を持っています。しかし、それだけではなく、彼らは、最も恐れられ、妬まれる種類の知識、すなわち統治者の性格と行動について知る権利を持っています。それは議論の余地がなく、侵害されることのない、神聖な権利です。

ジョン・アダムズ

構造分析

この文は複雑な構造を持つ長い英文で、主節と従属節がいくつも組み合わさっています。

  1. 主節: Liberty cannot be preserved without a general knowledge among the people
    • 主語: Liberty
    • 述語: cannot be preserved
    • 修飾語: without a general knowledge among the people
  2. 従属節: who have a right… and a desire to know
    • 主語: who(先行詞はthe people)
    • 述語: have
    • 補語: a right… and a desire to know
  3. 追加説明: but besides this, they have a right… of their rulers
    • 主語: they
    • 述語: have
    • 補語: a right… of their rulers(最も恐れられ妬まれる種類の知識を指す)

主な単語の品詞・働きと日本語訳

単語品詞と働き日本語訳
liberty名詞(主語、不可算名詞)自由
cannot助動詞(否定を表す)~できない
preserved他動詞(述語動詞)維持される
general形容詞(knowledgeを修飾)一般的な
knowledge名詞(修飾語の中核、不可算名詞)知識
among前置詞(修飾語を導く)~の間に
people名詞(修飾語句の目的語、可算名詞)人々
right名詞(補語、可算名詞)権利
desire名詞(補語、可算名詞)願望
know他動詞(補語中の目的語)知る
besides前置詞(句を導く)~に加えて
indisputable形容詞(rightを修飾)議論の余地がない
unalienable形容詞(rightを修飾)奪うことができない
indefeasible形容詞(rightを修飾)取り消せない
divine形容詞(rightを修飾)神聖な
dreaded形容詞(kindを修飾)恐れられる
envied形容詞(kindを修飾)妬まれる
kind名詞(補語、可算名詞)種類
characters名詞(補語の一部、可算名詞)性格
conduct名詞(補語の一部、不可算名詞)行動
rulers名詞(of以下の修飾語の目的語、可算名詞)統治者

句動詞、イディオムほか

  • cannot be preserved without: 「~なしでは維持されることはできない」というフレーズで、原因と結果の関係を強調しています。
  • kind of knowledge: 「~の種類の知識」という表現で、この文では特定の重要な知識の種類を意味しています。

人物と背景

ジョン・アダムズ(John Adams, 1735 – 1826)は、アメリカ合衆国の第2代大統領であり、独立戦争時の指導者の一人として知られています。彼はアメリカ独立宣言の草案を作成する委員会のメンバーであり、新たに成立した国家の基盤を築く上で大きな役割を果たしました。

1735年にマサチューセッツ州ブレイントリーで生まれたアダムズは、ハーバード大学で学び、法律家としてのキャリアをスタートしました。政治に深く関与するようになった彼は、アメリカ革命の思想的リーダーとして活動し、独立を求める議論の中心人物となりました。彼はイギリスとの戦争中、外交官としてヨーロッパに派遣され、連合国としての支援を取り付けるために尽力しました。

独立後、アメリカの最初の副大統領を務め、1797年には第2代大統領に就任しました。彼の在職中、フランスとの対立(いわゆる「擬似戦争」)が続き、外交政策の手腕が試される時期でした。アダムズは強い信念と倫理観を持つ人物として知られており、政治においても正直さと公正さを重視しました。

晩年は故郷に戻り、執筆活動に専念しました。彼の思想や業績は、アメリカの民主主義の基盤となり、後の世代に多大な影響を与えました。アダムズの政治哲学は、知識と倫理が自由の維持に不可欠であるという彼の強い信念に基づいています。

解説

知識が自由を守る ~統治者を見極める権利の重要性~

自由と知識の深い関係

自由とは何でしょうか?それは、ただ束縛されていない状態を指すものではありません。真の自由は、私たちが自分の意志で判断し、行動するために必要な情報や知識を持つときに初めて成り立つのです。ジョン・アダムズ(John Adams, 1735 – 1826)の言葉が示すように、自由を維持するためには、一般市民が十分な知識を持つことが不可欠です。

アダムズの視点は非常に現代的です。今日においても、私たちは大量の情報に囲まれていますが、その中には誤った情報や操作されたデータも多く含まれています。この中から真実を見極める力を養うには、私たちが持つ知識の質を高める必要があります。それが、個人としての自由、ひいては社会全体の自由を守る鍵となるのです。

知る権利とその力

アダムズは、人々が知る権利を持つだけでなく、それを実際に行使したいという願望を持つことの重要性を述べています。情報を得る権利がない社会では、支配者に対する疑問を持つことすら許されず、個人の自由は制限されてしまいます。しかし、権利が保障され、その権利を活用することで、私たちは統治者の行動を監視し、必要であればその行動を修正する力を持つことができます。

ここで重要なのは、「知識」はただの情報の集積ではないということです。知識とは、情報を理解し、それを元に行動を起こす力を含むものです。情報を受け取るだけでなく、それを批判的に考察し、自分自身の意見を形成する力こそが、本当に自由であるための条件なのです。

統治者を監視することの意味

アダムズが特に強調したのは、統治者の性格や行動について知る権利の重要性です。歴史を振り返れば、多くの独裁体制は、情報をコントロールし、市民が真実を知ることを妨げることで成り立っていました。統治者の行動を監視し、必要な情報にアクセスすることで、私たちは権力の乱用を防ぎ、透明性を求める力を持つことができるのです。

これは単に政治の話にとどまりません。企業、教育機関、メディアなど、あらゆる権威ある組織が透明性を持つべきです。そのためには、市民一人一人が必要な情報を求め、自らの知識を広げる意識を持つことが重要です。

知識がもたらす希望

知識は自由を守るだけでなく、私たちに希望をもたらします。知識が広がることで、私たちは新しい視点や可能性を見つけることができます。それは、困難な状況に立ち向かう力であり、社会の問題を解決する方法を見出す鍵でもあります。

アダムズの言葉に触れるとき、彼が信じた未来の社会像が浮かび上がります。それは、すべての人が平等に知識を持ち、自らの力で世界を形作る社会です。この理想はまだ完全には実現されていませんが、私たちが情報へのアクセスを拡大し、知識を広める努力を続けることで、少しずつ近づいていくことができるはずです。

自由を守るために私たちができること

現代において、私たちは多くの情報に触れる機会を持っています。しかし、それをただ受け取るだけでは不十分です。私たちは情報の正確さを見極め、それをどのように活用するかを考える力を養う必要があります。

また、知識を得るだけでなく、それを他者と共有することも大切です。共有された知識は、コミュニティや社会全体の力となり、より多くの人々が自由を享受するための基盤となります。情報を得る権利を守り、知識の価値を広めることは、未来の世代への責任でもあるのです。

まとめ

ジョン・アダムズの言葉が示すように、自由を守るには知識が必要不可欠です。そして、その知識は、統治者や権威者に対する透明性と責任を求める力を私たちに与えてくれます。知識は情報の積み重ねであると同時に、行動する力でもあります。

自由を求めるということは、知識を求め、それを活用することでもあります。私たち一人一人が知識を重んじ、情報にアクセスする権利を守り抜くことで、未来の社会はより公正で自由なものとなるでしょう。今こそ、アダムズの言葉を胸に刻み、自由を支える知識の力を信じて行動していきましょう。