PR

名言No.153 リンドン・B・ジョンソン

胸に刻む名言 ~Quotation~ 名言
本ページはプロモーションが含まれています。

本日の名言

We have talked long enough in this country about equal rights. We have talked for a hundred years or more. It is time now to write the next chapter – and to write in the books of law.

Lyndon B. Johnson

日本語訳

私たちは、この国で平等な権利について十分に議論してきました。百年以上もの間、語り続けてきたのです。今こそ次の章を書き、法の書物にそれを記す時です。

リンドン・B・ジョンソン

構造分析

この英文は3つの文で構成されており、それぞれ独立した文ですが連続した意味を持っています:

  1. We have talked long enough in this country about equal rights.
    • 主語:We
    • 動詞:have talked(現在完了形)
    • 修飾語句:long enough in this country about equal rights
  2. We have talked for a hundred years or more.
    • 主語:We
    • 動詞:have talked(現在完了形)
    • 修飾語句:for a hundred years or more
  3. It is time now to write the next chapter – and to write in the books of law.
    • 主語:It(形式主語)
    • 動詞:is
    • 補語:time now to write the next chapter – and to write in the books of law

主な単語の品詞・働きと日本語訳

単語品詞と働き日本語訳
talked動詞(自動詞)、述語動詞話した
long副詞、動詞 talked を修飾長く
enough副詞、副詞句を補完十分に
country名詞(可算)、前置詞の目的語
equal形容詞、名詞 rights を修飾平等な
rights名詞(可算複数)、修飾される名詞権利
hundred名詞(可算)、修飾される名詞
years名詞(可算複数)、前置詞の目的語
more副詞、比較級を補完以上
time名詞(不可算)、補語時間
write動詞(他動詞)、述語動詞書く
chapter名詞(可算)、目的語
books名詞(可算複数)、前置詞の目的語書物
law名詞(不可算)、修飾される名詞

句動詞、イディオムほか

long enough:「十分に長い」という表現で、ある行為や状態が十分な期間続いたことを示します。

write in the books of law:「法の書物に記す」という表現は、平等な権利を正式に法律として明文化することを意味しています。

人物と背景

リンドン・B・ジョンソン(Lyndon B. Johnson, 1908 – 1973)は、アメリカ合衆国第36代大統領(1963年 – 1969年)であり、公民権運動を強力に推進した人物です。1964年には公民権法(Civil Rights Act)が成立し、人種や性別による差別を禁止する法的基盤を築きました。この言葉は、公民権の拡大を求める活動に対するジョンソンの強い意志を反映しており、アメリカの歴史における重要な転換点を象徴しています。

解説

次の章を法の書物に記すとき

アメリカという国は、平等をその建国の理念の一つとして掲げています。それにも関わらず、歴史を振り返ると、人種や性別、社会的地位などによる不平等が長きにわたって存在してきました。そんな中、リンドン・B・ジョンソンのこの言葉は、単なるスローガンにとどまらず、行動への強い決意を示すものでした。「百年以上もの間、私たちは平等な権利について話し続けてきた。今こそ、その言葉を現実のものとするため、次の章を書き始める時です。」という彼の言葉には、議論を超えて行動を求める力強いメッセージが込められています。

百年の議論とその教訓

アメリカにおける公民権運動の歴史は、自由と平等の実現に向けた闘いの連続です。1860年代の南北戦争を経て、奴隷制は廃止されました。しかし、それは完全な平等の実現を意味するものではありませんでした。その後の百年間、アメリカ社会では人種差別が制度的に残り、多くの市民が自由や機会を平等に享受できない状態が続きました。

公民権運動のリーダーたちは街頭で声を上げ、法律の改正を訴えました。たとえば、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが「私には夢がある」と語ったその瞬間、多くの人々が未来への希望を抱きました。一方で、まだ多くの人々は現実の変化が訪れるまで、長い時間が必要だと感じていました。ジョンソンの言葉は、そのような背景の中で放たれたものであり、長年の議論が行動に変わるべき時が来たことを強調しています。

法の力と平等の実現

ジョンソンの言葉が示唆するのは、話し合いや理念だけでは平等を達成できないという現実です。それを確かなものにするには、具体的な法律を制定し、社会の枠組みを変える必要があります。この認識のもと、彼は1964年に公民権法を成立させました。この法律は、人種、性別、宗教、国籍による差別を禁止するものであり、アメリカの歴史において画期的な一歩となりました。

法律の力は、社会的な変化を促進するだけでなく、人々の意識を変えるきっかけともなります。たとえば、公民権法の施行により、職場や学校での平等な機会が制度的に確保されるようになりました。また、この法律は、差別がもはや許容されるべきではないという社会的なメッセージを強く発信しました。ジョンソンは、平等が単なる理想で終わらないよう、具体的な行動を通じてその価値を守り抜こうとしたのです。

次の章を書くための勇気

ジョンソンの言葉には、「次の章を書く」という表現が含まれています。このフレーズは、過去の闘いや進展を否定するものではありません。むしろ、それを土台にさらに前進する必要があることを示しています。この「次の章」とは、ただ法律を作るだけではなく、その法律が社会の中で実際に機能し、全ての人々が平等の恩恵を受けられるようにすることを意味します。

現代の私たちにも、この「次の章を書く」責任が求められています。差別や不平等の問題は今もなお存在し、その形態はより複雑化しています。たとえば、ジェンダー間の賃金格差や、マイノリティが直面する不平等な教育環境、移民政策における課題などがあります。これらの問題に対処するためには、私たち一人ひとりが行動を起こし、社会を変える力を信じる必要があります。

私たちにできること

平等を追求する旅は、決して終わることのない道のりです。しかし、その旅が可能であることをジョンソンの言葉と行動が証明しています。私たちが日常生活の中でできることには、小さなものから大きなものまで多岐にわたります。職場や学校での平等を支える取り組みや、多様性を尊重する文化を推進すること。また、差別的な言動や行動に対して声を上げることも重要です。

さらに、法律の力を活用して不平等を是正するために、市民として選挙に参加し、平等を推進する政策やリーダーを支持することも大切です。こうした努力を積み重ねることで、次の世代により公平な社会を残すことができます。

平等という未来のために

リンドン・B・ジョンソンの言葉は、私たちに平等の実現が単なる理想ではなく、現実に変えられるものであることを教えてくれます。それは行動を通じて可能になるものであり、私たち全員がその一部となる責任を持っています。

「次の章を書く」という彼の呼びかけは、過去から未来への架け橋です。私たちもまた、この架け橋の上に立ち、行動を通じて新しい未来を築く勇気を持つべきではないでしょうか。